ルシアン「久々にパルミアに来ると懐かしさと共に安らぎを感じるな~…うん。なんか、目を背けたくなる奴らがいるけど」
ガグ「パルミア国の王都にようこそ」
混沌の塊「猫は何故こんなにかわいいのか」
アドニス「最近、引っ越してきたみたいだな」
ルシアン「確かに、友好的に挨拶しているなぁ…。この前、会ったコブラもあの後、ダルフィの住民になっていたし。流行ってるの?」
時間経過で消えると思っていたが…ずっといるんだよね。コブラもこのガグたちも。
アドニス「お兄ちゃん…?」
お兄ちゃ~ん♪
アドニス「父上、いつの間に妹を…ずっと知らなかった。まさか隠し」
ルシアン「おかしな勘違いしているけど。この妹は妹だけど、血が繋がらない妹だぞ。更に言うと親父さんが養子にした義妹でもない。だが、それは妹だ」
アドニス「わけがわからない…。なぜ俺の妹だと名乗っているんだ???」
ルシアン「知らん。昔から、ノースティリスに生息していて…北の雪原から増えてくるという噂があるな」
アドニス「そういえば、初めてヴェルニースに入った時にも見かけたような…?」
どうして、私を選んでくれなかったの…?お兄ちゃんはお兄ちゃんなのに。
ルシアン「なんかやばそう…。アドニス、逃げるぞ!!」
EExでBGM設定したが…なかなかいい雰囲気になったと思う。
アドニス「恐ろしい目に遭った…そうだ、無心で採掘でもしよう」 ひたすら壁を掘り続ける作業はなんだか心が安らぐ…
アドニス「はずなんだが、一体何が起こって…エイリアンの子供?」
ルシアン「そこのジューア剣闘士が寄生されていたらしくてな。腹からエイリアンが飛び出してきたんだ。這いずる方の金髪じゃなくて、幸いだったぜ」
アドニス「墓場辺りを歩いている人か。とても強いらしいな。剣を振るえば、世界を焦土に変え。竜と巨人を呼び出す…と。いつかお手合わせしたい」
ルシアン「ははは、坊ちゃんは好戦的だなぁ…。今はこの現状をどうにかしようぜ。硫酸配りキャンペーンだ!」
ルシアン「おお、今度はでかいおっ…じゃなくて、ミノタウロスか。またヴェルニースということは、住民の装備に魔物呼びが?」
アドニス「違うかもしれない。近くに遺品が落ちていたんだが…赤髪の小さな冒険者の剥製があった」
ルシアン「う~ん。今頃は病院か…。退院してこないと、確認できねぇな」(…そのまま引退してくれれば、面倒がなくなるんだけど)
アドニス「原因がこの冒険者さんだったら、テインさんみたいに困っているだろうし。次こそは会って装備交換したい」
ルシアン(…アドニスはそういう奴だよな~)
アドニス「なぜ、俺の顔を見て笑っている?」
ルシアン「いや~坊ちゃん、超愛しい…と思ってな~」
アドニス「頭ぶつけた?」
ルシアン「えーひどーい」
~数日後~
アドニス「また美味しそうな匂いがする…あ」
ルシアン「あ」
冒険者「?」 こちらを見つめる2人の視線に、赤髪の小さな冒険者は不思議そうに首を傾げた。
アドニス「突然だが、装備を見せてくれ」
ルシアン「そう!すべてだ!お前が身に着けているすべてをっ!!」
冒険者「なんか怖い。でも、いいよ」
ルシアン「これだーーっ!!っと、驚かせてすまない。この装備を交換してくれないか」
冒険者「…それ、お気に入りの快眠グッズなんだけど。そんなに欲しいの?」
アドニス「え?快眠…?」
冒険者「いつの間にか沢山のモンスターに囲まれていて…遊ぶと、疲れてよく眠れたり。あるいは、気が付くと白い天井が見えるベッドでぐっすり眠っていたりと…。とっても素敵な快眠グッズだよ」
ルシアン「それ病院のベッドだよ。…えっと、交換したくないの?」
冒険者「うん?大丈夫かな。快眠グッズはまだあるから、この血がどんどん抜ける装備とか…なんだか意識が遠ざかって、すごく…良いよ。さあ、君たちも安眠したいんだろうし。あげるよ」
アドニス「よくわからないが…交換ありがとうございます(?)」
冒険者「素敵な睡眠を~…あ、私の名前は剣士の呪い『スヤ』。素敵な快眠を求めて旅をしているの。また会ったらよろしく……ふぁ、話したら眠くなってきちゃった。すやぁ…」 赤髪の冒険者は荷物からベッドを取り出し、その場で寝てしまった。すごく幸せそうな顔で。
アドニス「………。世の中には色んな夢を持って旅をしている人がいるんだな」
ルシアン「そーだなー…」
名前も相まっていて、ひどい装備だ。冒険者の名前も某眠り姫のような個性を放っていた。この後、出血多量でミンチになっていたよ(無事復帰していたので、安心した)
それにしても、びっくりするぐらい街中でモンスターが発生したな。アドニスのRP的に友好と中立NPCはミンチにしないので、このまま人外住民が増えていきそうだ。
アドニス「ノースティリスに帰って早々、妹団やらモンスター騒ぎだったが…やっと運が巡ってきたかもしれないな。これで、ルシアンにのびてふにゃった麺を食べさせることが減りそうだ」
ルシアン「冒険者が入手するためにパーティー会場へ来るほど、大人気な調理器具だな。値段が良心的で、財布も俺の胃袋も助かる~。最高ランクの自宅は100万とかするからな」
アドニス「…そろそろ洞窟から、ちゃんとした家に引っ越しするか。薄暗くて狭くて、棺桶の中みたいで落ち着くが。アイテムの置き場に困ってきた…。だが、どこに建てようか迷っていてな。父上のように古城の隣とか、雪原の中にあるというのも幻想的に思えて…」
ルシアン「パルミアもお城あるし。その隣とか…アクセス良くない?」
アドニス「……微妙」
ルシアン「くっ…わかったっ!じゃあ、混沌の城と呼ばれるやべー場所の近くとか!」
アドニス「なんて面白そうなんだ、採用!ふふ、建てる時が楽しみだな♪」
ルシアン「ええ…マジで?」
ルシアン「やったーっ!今度は願いを引けるなんて、幸運の女神が微笑んでいるのかもな。装備も呪われてないし」
アドニス「エンチャントも維持系が多めで睡眠無効と悪くないな。…ルシアン、受け取ってくれ」
ルシアン「俺に?」
アドニス「俺はもう冒険者との交換で入手した防弾服を身に着けているからな。頼りにしているぞ、メイン肉壁」
ルシアン「ふふん、生命力10の坊ちゃんと違って、俺はタフだからな~。冷気追加ダメージエンチャントが付いたグローブも装備したし。こんなに俺を強化しちゃうなんて~、そろそろ挑む気なのか?」
アドニス「ああ、古城にな。先に灼熱の塔に行きたかったが…火炎耐性エンチャント付きがまったく出なくてな。…俺が燃える」
ルシアン「燃え上る熱気に吸血鬼はhigh(ハイ)になっちゃうか」
アドニス「………。あまりしょうもないこと言っていると、時を止められてミンチにされるぞ。あるいは登っていた階段から降ろされる」
ルシアン「はははははははっ!時を止めようが、俺の拳でぶっ飛ばしてやるさ!」
素材変化させたりと、頑張ってみたが…なんとか火炎耐性高くしても、クルイツゥアがアイスボルト、暗黒の光線などを使ってくるからね…。アドニスに当たると即ミンチになる結果になったので、次回は古城になります。実はイークの洞窟クリアしてたけど、特に面白みが無かったので無しです。今後もそういうサブクエは飛ばしていくつもりです。
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