クレイモア吸血鬼の旅行記44 吸血鬼はメイルーンを漫遊する-前編-

elonaプレイ日記踊れ月光『アネモネ』



アネモネ「大氷原と呼ばれるだけあって、見事に真っ白であるな」

エリザ「さささ、寒いぃですわ…。メイルーン王国の人たちは、よくこんな寒いところで暮らそうと思えますわね」

アネモネ「住めば都という言葉があるが、観光名所として有名な氷の首都は繊細で美しく。城も唯一つの巨大な氷の塊を削り作られた、もっとも美しい建造物であると…。見てみたら、住んでみたいと思うかもしれんぞ」

エリザ「それは、見たいかも…くしゅ!」

アネモネ「大丈夫か?船旅に疲れたであろう。港町で休憩してから、都に行くとしよう」


カスタムワールドメイルーン(0.06)
メイルーンの首都、オリジナル港町ポート・トゥカン、ローランの隠れ里、氷河の廃鉱が実装されています。雪マップはランダムネフィアが出ない仕様だから、真っ白いなー



エリザ「街中も寒々しいですわね。この建物、氷で出来ていますわ…」

アネモネ「宿は白い壁なだけで、氷ではないようだ。そこなら暖を取れるだろう」



エリザ「ふぅ~、暖炉の火が暖かいですわ」

ドラクル「ジャガイモやカニ、アザラシなどの様々な肉や野菜を入れたトツトツ鍋という食べ物が人気のようですね。注文してみますか?」

アネモネ「ほう。アザラシを食すとな!それは面白そうであるな♪」
???「お……?」

アネモネ「ぬ?」



アネモネ「…言え」
カタン「ありがてえ、流石は踊れ月光さんだ、器が大きいぜ。頼みというのも単純でね。この大氷原のどこかにあるローランの集落、これを探して来て貰いたいんですよ。ローランの奴らは美的感覚に秀でていましてね、良い商品を作るんです。それであっしもある集落と取引させて貰ってたんですがね……」

アネモネ「…」
カタン「どうしたことか最近、そのローランと連絡が取れなくなっちまって。しかも集落のあった場所には何もないと来たもんだ。そのせいでこちとら商売あがったりでねえ。交渉の方はあっしらでしますんで、場所を教えてくれるだけでいいんです。もちろん報酬は用意してますんで、ここはどうか頼みますぜ」

アネモネ「わかった。引き受けてやろう」
カタン「ありがてぇ、それじゃ、どうかよろしくたのんます」

アネモネ「ふはーっははははははははっ!待つ必要はないぞ!!」
カタン「へ?」


ドラクルは卑俗なる貿易商『カタン』を射撃し 殺した。「あっしに何の恨みがあるんでしょうかねえ」

アネモネ「このような土地で、集落が跡形もなく消えて。どこかに移動しているわけがないだろう」

ドラクル「確かに美術的感覚に秀でたメイルーン人が加工した品は素晴らしいという話を聞きますが… 女性のみの希少なローランの民は美的センスは高いが、他者の干渉を非常に嫌い。その美しい容姿から奴隷として捕らわれることが多いという話も聞きますね」

アネモネ「我と下僕共の大事なひとときに水を差し、我を騙そうとするとは…。それに顔が卑しい」

ジル「マスターを怒らせるなんて!尻から口まで串刺しにして晒しものにしてやるのですです!!」

アネモネ「そうしてやりたいであるが、我は約束をした。叶えてやろう」

 



アネモネ「地図の3つ山が囲っている場所が怪しいと思ったが…ローランの隠れ里を見つけたぞ。ふふっ、どこを見ても美人だらけで眼福である~♪」

エリザ「串刺し…」

アネモネ「ひえっ!?おお、そうだ。あの辺が良さげであるなー」



アネモネ「貴様のような奴には勿体無い場所だが、ここから思い存分に眺めるといい。来たかったローランの里をな」
ローランの少女「キャー!祭壇に剥製を飾るなんて、旅人こわい!」

アネモネ「むう?なぜ、家の中に逃げるのである…?」

エリザ「当然の反応だと思いますわ」

 


本来のサブクエストではローランの里にいる地図NPCから、★ローランの隠れの里の地図を入手し。報告後の報酬に上記の《蝸牛の指輪》を貰い、フレーバーテキストから騙されていたことを知る内容になっています。個人的に後味が悪いので、RPでああいう形にしています。騙された後に真実を知るルートだと、どこぞの吸血鬼のように街を燃やし、男は全員串刺しにするだろうし。

 

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