クレイモア吸血鬼の旅行記45 吸血鬼はメイルーンを漫遊する-後編-



アネモネ「メイルーンに到着であーる!遠くからだと氷の壁に見えたが。中に入ってみると、ちゃんと街になっているのだな」

ジル「わぁ~♪どの建物の壁にも細かい模様が彫られていて、どこを見ても飽きないのですです♪」

エリザ「氷で作られた建物は確かに綺麗ですわね」

アネモネ「ここまで雪原を歩いて、身体が冷え冷えであろう。ひとまず宿で身体を暖めてから観光しようではないか」



アネモネ「1番高い部屋であったが、ジュアの抱き枕は最高であるな~」

エリザ「…」

アネモネ「な、なにやら、壁の向こうから視線を感じるのである…」

ジル「マスター。ローランの里でも見かけましたけど、溶解炉をたくさん置いている部屋はなんでしょう?」

アネモネ「サウナという蒸し風呂であるな。熱された部屋にしばらく座り、充分な汗を出した後に。水を浴びることによって、垢や汚れを流せるらしいな」

ジル「楽しそうですです♪マスター、一緒に入りましょう♪」

ドラクル「おやおや。私もよろしいでしょうか」

アネモネ(…忘れそうになるが、ジルは男だよな。ドラクルも見てとおりの男。男男だらけで狭いサウナなど、むさ苦しいわ!)「そういえば、メイルーンの城は温泉が一般開放されているらしいな。慣れている風呂の方が旅の疲れが癒えるだろう。そっちに向かうぞー」

ドラクル「お嬢様がそうおっしゃるなら、そちらに向かいましょうか」

ジル「はーい、ですです♪」



アネモネ「おお、話で聞いたとおりに美しい城であるな。そして、統治する氷の女王も美しいという。ぜひ、拝見したいであるな♪」

エリザ「むー」

アネモネ「ぬわーっ!?冷たいのであるっ!??我のマントの襟に雪を入れるのはやめてくれぬかー」



アネモネ「ぬ?女王は不在とな… 残念である」

エリザ「良かったですわ。あなたのことだから、失礼なことして。捕まって斬首されたかもしれませんわ」

アネモネ「我は女性には紳士的であるぞ。ふふふふっ、そうかそうか。超絶美形吸血鬼である我に女王が一目惚れし。一国の王になるかもしれないと。不安に思ったのか?安心せよ、我は」

エリザ「それは絶対にありえないですわ」

アネモネ「エリザが氷のように冷たいのである…。よし、風呂で温まるとしよう!」



アネモネ「はぁ~。生き返るのである~♪」

ジル「ぽっかぽかですです~♪」

ドラクル「豪華な浴室ございますね。地下から湯を引き上げているのでしょうか?」

エリザ「…」(みんな、当たり前のように服を着たまま入っているけど。ラーナ温泉でも同じようにしていたし。それが普通なのかしら…?なんて言ったら、「ほほう。エリザは裸のお付き合いしたいのか!」とか言いそうですわ。そんな裸で、私は…)

アネモネ「…?」(エリザが我をじっと見つめているのだが…。我、何かやらかしたか?うーむ。心当たりが多くてわからん)

 



アネモネ「んまぁい!である。これがアザラシの味か」

ジル「じゃがいもがホックホクで、舌の上でホロホロとろけるのですです♪トツトツ鍋美味しいですです♪」

ドラクル「メイルーン岩塩、ブロックアイスというのが特産のようですね。お土産に買っていきましょうか」

エリザ「干し魚と干し肉、ジャムも保存食として、伝統的な味らしいですわね。ジャムは欲しいかしら」

アネモネ「ふはははははっ!全部、買っていくのである!」

エリザ「そんなに買ったら、荷物が重くなりますわよー」
わいわいと観光を満喫する吸血鬼たち。そこに他の席に座る客の会話が聞こえてきた。最近、採れる鉱石の数が減っているらしい。どうやら鉱山にドラゴンが住みついて、掘れなくなったらしい。

アネモネ「たしか、メイルーンの鉱石はここでしか採れない珍しいものであったな。ふむ、ドラゴンを退治して。記念に石をもらっていくか♪」

 



アネモネ「というわけで来てやったぞ。我が剣の錆となれ!」
ドラゴン「!」



エリザ「15層まで降りましたけど、最初の階層以降はドラゴンに遭遇しませんでしたわね」

アネモネ「その代わりに今まで見たことがない巨人がおるな。ノースジャイアント…ブーストで己を強化し、スウォームで周囲を攻撃するようだ。油断するな、潰されるぞ」

ジル「大丈夫ですです。水辺にいるウスノロは僕の魔法で焦げカスにするのですです!」



アネモネ「扉の先にはドラゴンと…可愛らしいお嬢さん。このような場所で出会うとは、運命的であるな」
ホワイトストーカー「♥」
あなたはホワイトストーカーの腐った爪で引っ掻かれた。 あなたは弱くなった。

アネモネ「はっはっはっ!なかなか激しいスキンシップであるな」

エリザ「弱体化していますわよ!このアホ吸血鬼!!」



アネモネ「ここが最奥のようだな… ほう。これはまた愛らしい竜の子であるな。どうやら、ドラゴンたちの主のようだな」

ドラクル「ベッドに鏡台など、家具が置かれていますな。元々、彼女の住処だった場所へ人間たちが横穴を開けてしまったのでしょう」

アネモネ「不憫であるが…怒れる竜は我らを敵と見なしているようだ。ミンチして、頭を冷やしてやろう」



アネモネ「ブースト、加速、強力なブレス、そして沈黙の霧を使ってくるようだな。魔法を封じられるのは痛手であるな。なら、こちらも沈黙の杖を振るい。詠唱を止めてやろう。略してちん!ち」

エリザはぁ?

アネモネ「よ、よーく考えたら、あまり良い作戦名ではなかったな~」



アネモネ「なっ!?ドラクルを復活させたら、次はエリザが…!」

ドラクル「身をもって知りましたが、彼女が振るう《氷の剣》はアイスボルトに魔法追加ダメージを与え、さらに魔法威力も強化されているようですね。距離を取ろうにもブースト加速した速度で追いつかれてしまいます」

アネモネ「ふ、面白い。復活の書と復活魔法のストックならまだある。どちらが倒せるまで戦おうではないか!ふはーはっはっはっはっ!!」



アネモネ「闘争に酔っている場合ではないな。我が名のもと、復活せよ!エリザ」
ヴェラ「…!」
復活の書を使ったタイミングで、氷窟『ヴェラ』は吸血鬼へ《氷の剣》を振るった。放たれた強力な冷気の刃が吸血鬼を凍てつかせたかのように見えた。が、(-345あなたは回復した。(-320あなたは回復した。

アネモネ「ふ、その程度か?我が契約した死神の鎌の方が冷たかったようだな」

エリザ「うううっ、寒い…寒すぎですわ」

アネモネ「おお、大変である。我が温めて」

エリザ「…っ!!結構ですわっ!!」*パーン*

アネモネ「ぬわーーーっ!!痛いのである!」



アネモネ「充分、暴れたであろう。そろそろ、おやすみするがよい。我が焔にその身を焦がせ!」
ボルトは氷窟の主『ヴェラ』に命中し かすり傷をつけた。*Mfss* 地面の儀式用の祭壇は灰と化した。

エリザ「まったく効いてないですわよ」

アネモネ「なぜだ!?氷と付くなら、火炎が弱点だと…。ぬ?火炎:耐であるな。ふ、ふふふふふっ!今のは脅しである。それで祭壇を燃やしたのである!」

エリザ「素直に認めたら、どうですの。うっかりしたと」

アネモネ「ふーっふふふふ…。そうであるな」

 

うん。また耐性をよく見てなかったよ…


ドラクルは氷窟の主『ヴェラ』を射撃し 破壊した。「きゅぅ…」

ドラクル「かなりのお転婆でしたね。これで、しばらくは眠ってるでしょう」

アネモネ「これで鉱石をゆるりと探せるな。ふむ、どれも良いものである」

ジル「マスターのために、1番キレイなものを見つけるのですです♪楽しみにしててください♪」

 

和気あいあいと会話する吸血鬼たちから、少し離れた場所でエリザはある一点を見つめていた。

エリザ(真っ赤な石…見るだけで惹き込まれるような赤色ですわ。あのひとは…赤い色が好きでしたわね。このまま渡すより、装飾品に加工してもらって。それを身に着けてもらえば、私以外の女の子を見ることをやめてくれるかしら…?)
少女はこっそりと拾った。燃えるような、血のような深紅の石を。

 


ボスが装備していた固定アーティファクトの性能見たら、なんだこのチート武器は!?と驚いたわ。


カスタムワールドメイルーン。マップも作り込まれていましたが。サブクエや固定ダンジョンボスが追加されていて、なかなか楽しめました。ただ、軽く倒そうとしたボスが強くて。けっこうメインデータで鍛えたね。育成経過、入手した装備などは次回で書くと思います。