アネモネ「ほう。まるで空の彼方に来たかのような場所であるな。ここが世界の頂か」
エリザ「綺麗な星空ですわ…」
アネモネ「エリザの方が綺麗である」
エリザ「そ、そんなことを言ってる場合かしら!油断していると真っ赤に染められるのはあなたですわよ」
アネモネ「たしかに。ゆるりと星を愛でている暇はなさそうだな」
恐ろしいほどの殺意を感じる。その先を見ると、遠目からでも目立つ黄衣が揺らめていた。
ロキ「……が、まだ終わってはいない!神々は”この杖”で滅ぼし、世界は僕の力で焼き尽くせば良い。そうさ。オーディン無き今、残る障害は貴様だけだ!」
アネモネ「ふはーっはははははははっ!!そこまで我を想ってくれるとは、嬉しいであるな!相手してやろう。すべての血が流れるまでな!!」
ロキ「神に歯向かいし定命の者よ!己の未熟さを思い知るがいい!!」
アネモネ「イーク召喚である!」
エリザ「ちょっと待って!今の流れで、イークを呼び出しますの!?」
アネモネ「先にバフを唱えさせてないと、貴様らがバフを詠唱中に我がミンチになるからな」
エリザ「契約を鍛えてないのですの…?」
アネモネ「50%までLVを上げたが、死ぬ時は死ぬからな。準備は大事であるぞ」
ジル「マスターの言うとおりですです!会った瞬間にどんどん魔法をぶつけるために、先にガンガンバフを使うのですです!」
アネモネ「ふははははっ!閉ざす者よ!我が… すやぁ…」あなたは眠りに落ちた。
エリザ「こんな状況で寝ないでくださるーーーっ!!?」
ドラクル「おやおや♪可愛らしい寝顔でございますね」
ジル「はい。マスター可愛いのですです♪」
エリザ「アホ吸血鬼みたいに呑気なことを言ってる場合ですの!」
ドラクル「そうでございますね。お嬢様が目覚めるまで、戦うとしましょう」
アネモネ「ううん… そんなに求められても我の身体はひとつであるぞ。ふ、ふふふふふ」
エリザ「いつまで寝てますのっ!!」*パーン*
アネモネ「ぬわっ!?そういう激しいプレイは…… うむ。閉ざす者は地獄の吐息や混沌の瞳での連続魔法。さらに混沌の渦と魔力の集積による広範囲の魔法攻撃をしているのである。以前より、ずっと強くなっているな。本気… いや、死に物狂いというべきか」
エリザ「ええ。混沌の瞳でぐっすり眠っていましたわね。私たちが6000ほどHP削っている間、よーく眠っていましたわね」
アネモネ「事前に準備するのも大事だが、睡眠も大事である!」
エリザ「それで敵の前で寝ていたら、ただのまぬけですわっ!!」
アネモネ「ははは… そうであるな」
アネモネ「ふはーっはっはっはっ。ジルのライトニングによって麻痺し、あまり詠唱する暇がないように見えるな。これが貴様の本気か?」
閉ざす者『ロキ』は魔法を詠唱した。 閉ざす者『ロキ』の身体に生命力がみなぎった。
アネモネ「また瀕死になったら回復か?いい加減、見苦しいぞ。神と呼ばれるし存在よ」
アネモネ「我がすべて終わらせてくれる!」
あなたは氷の視線の杖+2(残り3回)を振った。ボルトは閉ざす者『ロキ』に命中し 軽い傷を負わせた。(74)
アネモネ「なんだと…? この前は大きなダメージを受けていたというのに…!?」
エリザ「耐性0から6になっていることに気付いてないですの…?」
火神『ロキ』と同様、効くと思って杖を振り回していました。閉ざす者『ロキ』と何度も再挑戦してて疲れていたのだろう(言い訳)
ドラクルは閉ざす者『ロキ』を射撃し 粉々の肉片に変えた。閉ざす者『ロキ』「貴様さえいなければ…」
ドラクル「これで星々を眺めるティータイムができますね。お嬢様」
アネモネ「それは素晴らしいな!すぐに用意せよ」
エリザ「あなたたち… さっきまで死闘をした血まみれな場所ですのに、よくティータイムをしようと思えますわね」
アネモネ「この前も言ったであろう。休める時に休み。遊べる時に遊ぶだ。それに我の目的は観光だ。世界の頂という場所をゆっくりと鑑賞し、食事をしようではないか」
ジル「マスター♪マスター♪ 僕、マスターが作ったパフェが食べたいですです」
エリザ「はぁ… あなたらしいですわね。私にも同じものをちょうだい」
少女は一瞬、悲しそうな顔で力尽きた哀れな神を見つめ。小さく祈りの言葉を呟いた後。お茶会を用意している吸血鬼たちの元へ向かった。
数百年後… 生き残った神々の力によってオーディン、トール、フレイ、フレイヤは復活した。再び、オーディンが説く正義の下で神々の世界は統治されるだろう。敗者となったロキは気まぐれで邪悪なトリックスターとして、後世に残り。なぜ彼がそんな行動したのか、人々は知ることはない。
そして、その事実を知っている吸血鬼は何も語らず。ロストランドで起こった出来事を思い浮かべながら。甘い匂いがする紅茶を楽しむのであった。
実は前回の火神『ロキ』を倒したデータだと閉ざす者『ロキ』が倒せなくて。メインデータに戻り。強化用のハーブを集め、アネモネの魔法もそこそこ鍛えてから、やり直しています。それでも強くて、気が遠くなるほど再挑戦した。ホント運良く勝ててよかった(またやるの面倒だし)
アネモネ「貴様ら、ここにある物は好きにせよ。立ち去る我らには重い荷物なのでな」
ヴァルキリー「オーディン様がいない今、アーティファクトを返却してくれることに感謝しますが… 本当によろしいのですか?」
アネモネ「構わぬ。それより、今度会う時はゆっくりお茶でも… いや、我が眷属に」
ヴァルキリー「…不浄なる者よ!滅せよっ!!!」
アネモネ「ぬわああああっ!?」
ヴァルキリー「なんつってね!憧れの戦乙女の真似ですよ。残念ながら、神の戦士として。吸血鬼になる気はないのです。お気持ちはアーティファクトだけ頂きますね♪」
アネモネ(目が本気だった気がするが…)「そ、そうか。元気でな~」
アーティファクトを回収したヴァルキリー・召使い・ドワーフは神界へ帰っていった。
アネモネ「珍しい生き物、氷の遺跡、空の果てまで枝を伸ばす世界樹、神々の終末… なかなか愉快な旅であったな」
ドラクル「そうでございましたね。お嬢様は… まだ見たいものがあるという顔をされていますね」
アネモネ「ふははははははっ!!この程度で我が満足すると思ったのか?世界は広い、まだ見ぬ場所。強敵がいるだろう。次へ向かう船に乗ろうではないか!」
今回でロストランドの旅は終わりです。混沌の城のような、やり込み要素がありますが、これもかなーり難易度高くてね… メインシナリオクリアで終了しようと思います(気が向いたら、殴りに行くかもしれない)
北欧神話好きなので、シナリオはとても楽しめました。このカスタムワールドが入っている色々追加パックには追加モンスター&アイテムが沢山入っているので。シナリオはやらないけど、新しい刺激が欲しい!というお兄ちゃんにもおすすめだと思います。
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