アネモネ「竜窟のボスはすごい火炎耐性がある篭手を持っているらしい。我が欲しいのでミンチにするのである!」
アネモネ「はじめの頃は苦しめられたファイアハウンドも楽々になったであるな!さすが我が下僕たちである!」
ドラクル「お褒めの言葉、嬉しいございますね」
エリザ「もっと誇っていいのですわよ。”優秀な私たち”を!」
アネモネ「む。我だって1人でハウンドの1匹2匹など倒せるぞ!」
ジル「わぁ♪ マスターすごいですです!」
エリザ「じゃあ今度、カオスハウンド群れを1人でミンチに出来るところを見せてくださる?」
アネモネ「そ、それは…いつか見せてやるのである。ホントだぞ!」
アネモネ「強い熱気を感じるのである。おお、あれが火炎竜であるか」
エリザ「あまり竜には見えませんわね」
ドラクル「人型に近いでございますね。腕らしい部分が激しい炎に包まれていますね。あれがお嬢様が求める篭手のようですね」
ジル「マスターのためにもいでも取らないと♪」
エリザ「え?」(なんだか怖いワードが聞こえたような)
ジル「頑張るのですです!」
アネモネ「ぬわあああああああああっ!?あっついいであるっ!!」
ジル「マスター大丈夫ですです?火傷したなら、僕がアイスボルトで冷やしましょうか!」
アネモネ「トドメかっ!?」
ドラクル「火炎竜という名にふさわしく炎のブレスを吐くようでございますね。気を付けましょう」
エリザ「ドラクルはいつも冷静ですわね」
ドラクル「先に驚いている人を見ると落ち着きますよね」
エリザ「ふぅ。炎ブレスがうっとうしいだけで大したことはなかったですわね」
アネモネ「この篭手で耐性パネルがマシになるのである。喜ばしい成果である♪」
エリザ「BMに投資したら、どうですの」
アネモネ「そんな金はないのである!」
エリザ「堂々と言うことですの!?」
アネモネ「次は下水道掃除である。さっそく弱酸性スライムがいるな。酸を飛ばし、装備の強化値を下げるいやらしいモンスターである」
アネモネ「このように酸の海を作るが…。ふっ、笑止!浮遊エンチャントが付いた装備をしている我らには意味がない攻撃よ!はーっはははははっ!!」
エリザ「ここまで冒険者としてやってきたなら、常識だと思いますわ」
アネモネ「ふふっ、基本。つまり覚えておく重要なことである!だから、あえて我は語ったのである!」
ジル「わざわざ語るなんて…!マスターかっこいいですです!」
アネモネ「ふはーはははっ!我は超絶美形で素敵な吸血鬼であるからな!もっと褒めるがよい!!」
エリザ「まあ、なんてすごいのかしら」
アネモネ「ははは…皮肉たっぷりだな!」
*ごつん* *ごつん* *ごつん*
アネモネ「ぬわわわわわっ!?痛いである!!世界がぐるぐるするのである!?」
エリザ「バカ笑いしながら、かぼちゃに近づくからですわ。アホ吸血鬼」
アネモネ「むぎゅ…せまいのである」
エリザ「HP削り切って倒しても、その削っている間にどんどん*分裂*で増えてしまいますわ。…でも、猫かわいい」
アネモネ「あれは擬態であるぞ」
エリザ「え?」
アネモネ「種族はドレイクとされているが。ドレイクは子供のドラゴンの名称。ドラゴンには見えぬだろう。これらは猫の集合体に見せかけているが、その正体はよくわからない肉塊である。エーテルの風を影響を受けて産まれた化け物かもしれないな」
エリザ「あなたって、時々物知りですわね」
アネモネ「ふふっ!我は賢く美しいであるからな!ふははははははっ!」
エリザ「そういうところが残念ですわ」
アネモネ「うむ。無事に清掃が終わったのである!ふふっ、これで……むう?どこからか水音が聞こえるな。まだ潜んでいるのか?」
アネモネ「ぬわっ!こんなところに逃げていたのか。だが、虫の息であるな。安心せよ、すぐミンチにしてやる」
アネモネ「はーっはっはっはっ!!我に敵などおらぬ!敵はすべてミンチになるである!ふ、これで…」
アネモネ「癒しのジュアの像GETであーる!うむ。すべて包み込むような愛らしい姿が彫刻で再現されておるな。素晴らしいである」
ジル「マスターはこういう感じが好きなのですか?柔らかそうで包容力ある感じ…(平らな自分の胸を触る)僕、マスターのために頑張らないと」
エリザ「どう頑張るつもりですの…?」
ドラクル「お嬢様の好みは多様ですから、今のままでも大丈夫ですよ。きっと」
ジル「そうですです?えへへっマスター、僕のこと愛らしいと言っていましたし。今の僕でもマスターはあんなことそんなことを… えへっうへへへへへっ♪」
エリザ(ジルは男だったと思うんですけど?違ったかしら???)
おまけ
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