アネモネ「燃えているのである」
ドラクル「赤々と燃えていますね」
エリザ「なにのんびり眺めていますの!?パルミアが燃えていますのよ!」
アネモネ「やれやれ。騒がしい娘である。見よ、王様も王妃も身動きせず。玉座があった場所に座っているのである!素晴らしい度量である」
エリザ「たしかにすごいですわ…。ところで出火原因は」
アネモネ「……さあな?敵対されてない我は関係ないぞ~」
エリザ「あやしいですわ」
アネモネ「そ、そんなことないである~」(剥製カード集めをしていたら、火炎瓶をぶん投げられたのである。まさか、ここまで火が広がるとはな)
アネモネ「ふっふっふっ…。ついに手に入れたのである。加速発動の装備をな!さあ、食べるがよい。エリザ」
エリザ「は?」
アネモネ「安心せよ。きちんと生もの素材にしているぞ♪」
エリザ「待ってくださる?どう見ても、それはお守りですの!装備品ですの!食べ物じゃないですわ!!」
アネモネ「はははっ。緊張しているのか?そうかそうか、我が食べさせてやろう」
エリザ「ちょ、ま…いやーーーっ!!」
エリザは何かを忘れた気がする。エリザは加速の使い方を閃いた!
エリザ「ううっ…。食べてしまいましたの…」
アネモネ「無事に加速を覚えたようであるな!」
エリザ「そう、そうですの…こうやるの……」(加速を唱えたエリザはアネモネに向かって突進した!)
アネモネ「おお、さっそく加速を唱えて…。なぜ我に向かってくるのであるーーーっ!?落ち着くのであるっ!!」
MMAhでは装備にエンチャントされている治癒の雨・加速などの魔法を食べさせることによって、NPCに習得させることができます。特殊行動スロット(5枠)が満杯で、何かを忘れた時は忘れた魔法/能力の名前が表示されます。回復魔法は回復行動枠に覚えます。
習得させた、あるいは忘れさせたい魔法がある場合。ユニット品質が3以下のNPCが堕落した魔法書を読むと魔法書と同じ所持魔法を忘れるようです。
食べさせて覚えさせるはMMAからあるようだけど、こっちの場合、確実ではなく低確率で習得。特殊行動率はエンチャントの発動率と同じ確率に。微妙な発動効果はやっぱり微妙なままだよ!(りどみより)らしい。MMAhだと特殊行動率を0%~100%に自由に変更でき。対象にバフ/デバフあるかどうか判断するので。特殊行動率5%でも、加速(バフ)がされてない状態だとすぐ加速を唱えてくれます(加速の持続ターンは短いから、けっこう頻度で唱えるな)
ちなみに、上記の大体は設定のAI調整「する」で出来ることです。
アネモネ「そろそろ、この倉庫の片づけをするか」
エリザ「大量発生した猫をどうにかして欲しい…という依頼だった気がするのですけど」
アネモネ「なるべく綺麗な状態を保ちたい。テレポートで原因の元へ行くぞ」
エリザ「猫がどんどん出てきますわ。沢山の猫に囲まれて…ちょっと嬉しいかも」
アネモネ「たしかに猫は可愛いである。が、そこの猫使いは可愛くないである!大人しく、我らに退治されるがよい!」
*ドゴォ*
アネモネ「壁がーーっ!!よくも我の倉庫を!」
エリザ「あの。たしかトム?いえ、タムだったかしら?その方が家主だと思いますけど」
アネモネ「しばらく宿暮らしていたら、そっちが快適だから。好きのようにしていいと言っていたのである。なら、ここは我の物である」
エリザ「こんなに広い家をあっさり手放すなんて、お金持ちという奴なのかしら?」
アネモネ「なんとか退治できたが…。はぁ~、壁が壊れてしまったのである。悲しい」
エリザ「いつも町の壁を破壊していますのに。自分の不幸を嘆くなんて、身勝手な吸血鬼ですわね」
アネモネ「3日経てば直るだろう。誰も文句を言わぬ。つまり、我の行いは”して”よいことなのだ」
エリザ「絶対に世界がおかしいですわ…」
アネモネ「さて、倉庫は壁がダメになったが…。もうひとつの目的を達成するとしよう」
アネモネ「ふふふっ。美しいお嬢さん。貴方のためにシルバーキャットを連れてきたぞ。依頼を達成した素敵な冒険者の話を聞きたくないではないか?我とゆっくり話でも」
ミーア「にしししっ!ねっこねーこ♪ぎんいろけなみのねこさん♥おなまえなんですかぁ~?わかんないです?じゃあ、ミーアが付けてあげますねぇ~♪」
アネモネ「あ、あの我の話を」
ミーア「ねこねこねこ~♪あ、冒険者さんありがとうございましたぁ♪ …そーだ♪首輪とエサ入れを用意しないといけませんねぇ。おでっかけおでっかけ~♪」
アネモネ「……帰るか」
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