クレイモア吸血鬼の旅行記35 黎明の迷宮



アネモネ「砂漠砂漠の砂だらけ…なぜ、我らはこのような場所にいるのである?」

ドラクル「たしか新しく発見された大陸へ向かうために関所を通ったと思うのですが…気がついた時には砂漠でしたね。困りましたね。このような場所では紅茶に砂が入ってしまいます」

アネモネ「うむ。我の優雅なるティータイムが台無しであるな」

エリザ「気にすることがそれですのっ!?」

ジル「マスターを困らせるなんて、許さないですです!こんな場所へ転送したやつを見つけて、ズタボロしてやらないと」

エリザ「ちょっと怖いこと言っているけど、ジルの言うとおりですの。一瞬で見知らぬ砂漠に飛ばされるなんて、誰かの仕業ですわ。なんとか犯人を見つけ出して、ここから脱出しませんと!…ドレスが砂まみれで早く着替えたいですわ」

アネモネ「そうであるな。我はこの景色には見飽きたである。砂ばかりでつまらぬ」



アネモネ「ぬ?あそこに建物があるな。入ってみるか」

エリザ「ちょっと待って。危険あるかどうか調べてから、入った方がいいじゃないですの」

アネモネ「このような場所に放り出されて、不安になる気持ちもわかるが。”危険”など今更な話であろう?さあ、行くぞ。我が下僕共」

エリザ「そうですわね。よくミンチになる人だからこその重みある言葉ですわね」

アネモネ「ふ、ふはははっ!行くぞ行くぞー!」

 



アネモネ「中はなかなかに奇妙な作りをしているな…でかい文字があるが、これは?」
大うずらはあなたに攻撃をしてきた!小鬼はあなたに攻撃をしてきた!

アネモネ「ぬわっ!!?文字が襲ってくるだと…!?」

ドラクル「見た目は無機質な文字ですが、ぶつかってきたら痛いでございますね。魔法やブレスを使うものもいるようです。ゴーレムのようなものでしょうか」

アネモネ「ふむ?よく見ると、これは古代文字だな。《常闇の眼》で得た知識の中にあった創世記と呼ばれる遥か昔のネフィアに似ているのである。ふふっ、面白くなってきたではないか」



アネモネが階段らしいな。たしかにそう見えなくもないか」

エリザ「建物の構造もですけど、階段すら変わっていますわね」

 



アネモネ「膨大な知識から、やっとこの遺跡について出てきたのである。《イェンダーの魔除け》…幾多の逸話があり、畏怖の力を持ち、神はその偉大さを望む。そんな恐ろしい力を秘めたアーティファクトが眠っているらしいな」

ドラクル「退屈そうな顔をしていますね。お嬢様」

アネモネ「我は既に最強無敵な超絶美形吸血鬼であるからな。そんなもの、我には不要だ。無駄なことに時間を使った。だが、我らを招いたやつがそれを持っていたら楽しめるかもしれぬな」

ドラクル「私も楽しみでございます」



アネモネ「今までの階層と違い、広々とした部屋であるな。わかりやすい。早く会いたいところだが、文字共がぞろぞろいるな。片づけるぞ」

ジル「マスターの邪魔ですです!塵も残さず、消してやるのですです!」



アネモネ「@である」

ドラクル「@でございますね」

エリザ「あの?知っている様子ですけど。@ってなんですの?」

ジル「僕も知りたいのですです♪」

アネモネ「@とは、あらゆる世界を旅した者を示し。何度倒れようが、その胸に抱いた決意によって這い上がり続け。凶悪なモンスターをすべて倒した伝説を持っている…とか、なんとか」

ドラクル「願いで、ある言葉を叫ぶと出てくるという噂もありますね」



エリザ「え?えええっ!?その@が私たちに敵対している状況じゃないですの!?」

アネモネ「大丈夫である。先ほど覗いたステータスだと、そこまで強くは」あなたは死の宣告を受けた!「急いで倒すぞ。我がミンチになる!」

エリザ「ほんと、カッコつかないですわね…。仕方ない吸血鬼ですわね。すぐミンチにしてやりますわ。『イェンダーの魔法使い』をね!別にあなたのためじゃないですわ。私たちが迷惑するだけだから…なに、笑っていますの!?」



エリザ「ほーっほほほほほほっ!もう虫の息じゃないですの!大層な『』が付いているくせに情けないですわね!」

アネモネ「……エリザ!油断するなっ!!」

エリザ「え?」





エリザ「嘘でしょう…!?すぐ復活するなんて!?」

アネモネ「《イェンダーの魔除け》か。まるで復活の書と同じ……いや、あれこれ考えている暇がないな。死の宣告は一度倒せば解除されるのである。だが、奴は再び死の宣告を唱えるだろう。なら、またミンチにしてやればいい!戦え、麗しい我の素晴らしい下僕共!」

ジル「はい。マスター!何度だって、ミンチにやるのですです!」

 

アネモネの鼓舞に戦い続ける下僕たち。だが、『イェンダーの魔法使い』は蘇る。何度も何度も、何もなかったかのように傷ひとつない状態で。アネモネは下僕たちが諦めないように言葉をかけながら、突破口がないか思考を巡らせる。だが、混乱した状況では《常闇の眼》の知識を引き出す余裕など無かった。けれど、高揚とした気分は心地よかった。男の冷たい声を聞くまでは。



アネモネ「貴様は…」
男はこちらの言葉など聞く意味などないかのように『イェンダーの魔法使い』 …いや、秘宝に操られる木偶となっていた人間を消した後。語りはじめる。ここは原初のネフィアを模して造られた紛い物であると。それを作り、吸血鬼たちを招いた”奴”。《混沌》の思惑を。そして、今までの出来事を忘れろ、と。

アネモネ「我はな」
笑みを消した吸血鬼は静かに冷たい目の男に言った。白く塗りつぶされて忘れる前に、この激情を吐き出さないと気が済まなかった。

アネモネ「水を差されるのが嫌いだ」

 

 



アネモネ「さて、噂の新大陸に…ぬ?なぜか我らの装備がボロくなっているのである。道中で激しく戦った覚えがないのだが?」

ドラクル「お嬢様。紅茶でもいかがでしょうか。お疲れの様子に見えます」

アネモネ「むむむっ??ゆっくり休んでから、出発し。ここに到着した時も疲れた覚えがないのだが…。たしかにドラクルの言うとおり。疲労を感じるのである」(それに我、なんだか苛立って…。いや、なにかおかしいことにそう思うだけかもしれん)

エリザ「違和感があるのに、原因がわからなくて気味が悪いですわ」

ジル「ごめんなさい。マスター…僕、眠いのですです…」

アネモネ「気にするな。ここでは落ち着かん。我が城に帰るぞ!新天地はまた今度に行くとしよう」 吸血鬼は帰還の魔法を唱えた。

 


カスタムワールドって、どういうもの?を知るのに[黎明の迷宮]はおすすめだと思います。ショウルームではできない独自のBGMとマップ。ラスボス戦での演出など。カスタムワールドではこんなことができる!をサクッとプレイできます。
ただ難易度Lv60相当というのは詐欺だと思う。レシマスクリア後のデータで行ったらの道中のモンスターにわりとミンチにされた(巨大トカゲやドラゴンとかに)ラスボスはLV80にしては低HPだが、死の宣告はPCがくらったら死ぬ。防衛者がいたら、もっと楽になったと思うが。アネモネPTのメンツはコウモリ縛りだからなー(そんなプレイしているから本来の難易度より難しくなってるのかもしれない)
ロールプレイ会話でアネモネがガチキレしたけど。アネモネにとってモンブレさんの言動は気に食わない!なのでね。シナリオはメインシナリオに近い雰囲気で好きだぞ。