蓮之介「ウサギがミンチになってる…」
エーリス「可愛いなぁ~って、ぎゅうううぅぅっとしたら潰れちゃった☆」
蓮之介「黄金の騎士である貴方は怪力なんですから、手加減を覚えてください」
エーリス「手加減~? それってどんな感じなの?」
蓮之介「え? え~、えっと、ふわっと?」
エーリス「ふわぁ? もっと具体的に説明してよ」
蓮之介「…指でちょんと触るみたいな?」
エーリス「ちょん。って、どのくらいの強さ?」
蓮之介「……なんか疲れてきたので、プチリンで力加減を練習してください」
エーリス「わかったー」
プチリン「!?」
蓮之介「自宅警備させているこのプチたちの名前。ずっとプチのままですね」
チェーロ「そういえばそうね。何か名前つけてあげようかしら。プチ…プチ…」
チェーロ「よし!プチミ、プチコ、プチエに決定よ!」
蓮之介「…チェーロ。もう少しひねった名前にしたらどうです」
チェーロ「え~ プチミ、プチコ、プチエで可愛いじゃない」
プチミ「♪」
プチコ「♪」
プチエ「♪」
チェーロ「この子たち喜んでいるし」
蓮之介「…はぁ。本人たちが納得しているなら、いいのか…?」
チェーロ「カブ奴隷… って、なにこれ?」
蓮之介「栽培スキル100LVで習得する称号ですね」
チェーロ「見ればわかるわ。称号名のカブ奴隷って、どういうことよ」
蓮之介「とんでもない量のカブを贈りものに求める女性へのために毎日カブを栽培しては彼女へ届ける… という逸話からきているようですね」
チェーロ「なんでカブなのかしら? 私だったら、現金が欲しいわね」
蓮之介「チェーロらしい要求ですね」
チェーロ「ふぅ~ 壁掘って壁掘って、やっと見つけたわ!ウンガガ!」
エーリス「わー この牛さんつよそー!」
蓮之介「ミノタウロスの王と呼ばれる威厳がありますね」
チェーロ「盛り上がっているけど… こいつの相手するのはプチリンよ」
蓮之介「わかっていますよ。私たちは先に帰りますね」
エーリス「フハハハハーン!おみやげ期待しているよー!」
(防衛者と黄金の騎士は去った)
プチリン「!」(プチは対峙するウンガガを睨む)
ウンガガ「フン!」(ウンガガはバカにするように鼻を鳴らした)
チェーロ「さぁーて、どうなるのかしら…?」
プチリン「♪♪♪」(プチは誇らしげな顔をしている)
チェーロ「やったわね! 今日からプチの王と名乗ったら、どうかしら」
プチリン「…」(ぷるぷると否定するように震えた)
チェーロ「プチ闘技場のチャンプを倒してこそ、プチの王と名乗れる?」
プチリン「!」
チェーロ「いいわね。その高みへの向上心! 1位を目指して、もっともっと鍛えましょ!」
プチリン「!!」
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