聖騎士吸血鬼の伝説6 今年の成長チェック(518年)と新天地ノースポイント



アドニス「ルシアン、明けましておめでとう」

ルシアン「あけおめ~ ということで、餅食おうぜ。喉に詰まったら全力で背中を叩いてやるよ」

アドニス「ミンチにする気か…。すまないが、俺は日記を書きたいんだ。後でな」

ルシアン「坊ちゃんは新年早々マジメだな~ 今日はダラダラ食って遊んで寝ていいじゃないか」

アドニス「昔、旅をしていた父上は毎年1月1日に自身と仲間たちの成長を日記に書いていたから、俺も同じようにやりたいと思ったんだ」

ルシアン「そっかー じゃあ、俺今年で4歳になったと坊ちゃん伝説に書いておくぞ~」

アドニス「日記だ日記!それにお前の年齢は…」

ルシアン「さて、書いたし。先に食ってるわー もぐもぐ…んぐっ!?

アドニス「ルシアンっ!?」

 

・アドニス
筋力:7 → 20
耐久:11 → 38
器用:9 → 13
感覚:9 → 19
習得:8 → 15
意思:5 → 8
魔力:11 → 18
魅力:2 → 5
速度:140 → 140

いつもどおりの年明け成長チェック。同じ吸血鬼プレイのアネモネと比べるとステータスの伸びが低い?あまり戦闘していない&ネフィアに潜ってない影響か。

・ルシアン
筋力:16 → 38
耐久:14 → 48
器用:11 → 35
感覚:12 → 27
習得:7 → 31
意思:15 → 25
魔力:4 → 21
魅力:6 → 21
速度:81 → 95

 

遺伝子組み換え機でスキル習得させているので、ステータスが伸びる伸びる。育成方法として楽な方だけど、私の個人的な趣味で必要なスキルを覚えさせたら、もう合成しないプレイスタイルです。



1月初め時点の装備。グウェンちゃんなどの中立NPCもミンチにしない&重装備系は装備不可縛りで、どちらもDV/PVが低いね。
氷結の軽手袋に冷気属性追加攻撃が付いているので、ルシアンに装備させるか迷ったけど、戦闘をルシアンに任せきりなのもな…と、アドニスに装備させた。ちなみにエーテル病で翼が生えているので、背中部位が消えています。

 



ルシアン「たくましくなってるじゃん。…どおりで、坊ちゃんの身体があんなに激しくぶつかってきて…すごかった♥」

アドニス「今後、餅詰まらせても放置するぞ」

??「ええ、そうされた方がいいですね」

ルシアン「ひでー…って、おわぁっ!?なんでここにジルが!?」 驚き、聞き覚えがある声が響いてきた方を見ると赤い髪の男が立っていた。アドニスの父親に昔から仕えている魔術師だ。ジルはうるさそうにルシアンを冷たく一瞥した。

ジル「…随分な挨拶ですね。僕はマスターからの重要な任務を達成するために来たのですよ。くひひっ…それは、坊ちゃまへのハッピークリスマスニューイヤープレゼントのお届けですです!」 そうテンション高く、青年は笑い。派手な装飾がされた大きな箱をアドニスに渡した。

アドニス「父上と母上から…ありがとう。ジル兄さん」

ジル「立派に成長されていて、素晴らしいことですです。…あ、カメラカメラ。マスターにこの愛らしさをお届けしませんと、ハイチーズ」

アドニス「え?あ、はい」 箱を持っている姿で何度もシャッター押されていることに、少年は少し困った笑みを浮かべた。

ルシアン「…。このまま1日中写真撮る気か。帰れよ」

ジル「うるさいわんちゃんですねぇ…マスターのために山ほど撮りたいですが、それなりに忙しい身でしてね。ノースポイントの調査に行きませんと」

ルシアン「ノースポイント?」

ジル「知らないのですか?」



ジル「どこの国にも属していない未開拓地ですです。まだ見ぬアーティファクトや未知の生物…ひひひ。どんな研究材料がいるのやら、ワクワクしますね~ それでは、”連れ”を待たせているので。お坊ちゃまの旅に幸多きことを祈ります」 丁寧に礼をし。赤いコートの裾を翻し、転移魔法を唱えて、ジルは姿を消した。

ルシアン(…連れ?)

アドニス「ルシアン。その…俺たちも行かないか。ノースポイントに」

ルシアン「ふふっ。俺も同じことを言おうと思っていたところさ」
互いの目が合い、それ以上交わす言葉なく。2人は楽しそうな足取りでノースティリス関所に走り出した。

 



アドニス「…やっと着いた。うっ…うぷ」

ルシアン「思っていたより長い航海だったからなぁ…船酔い治るまで、休もうぜ」
????「大丈夫かい?こっちの日陰で休むといいぞ」 そう声をかけたのは日焼けした肌の、作業服の下からでもわかるほど筋肉が鍛えられた男だった。

ルシアン「すまない。来たばかりで宿も酒場の場所もわからなくてな」
????「はっはっ。ここに来る奴はそういう奴らばかりさ。なんだってここは開拓地の拠点。名が無いから、みんな拠点って呼んでいる場所だ。っと、俺はハゼリー。新顔にちょっとした案内する身さ」

ルシアン「それは助かるな~。それじゃあ、どんなネフィアが発見されているか教えてくれないか?」
ハゼリー「お嬢ちゃんたちが挑むには…コボルトの巣か、拒絶の森がちょうどいいじゃないか?開拓や物資の確保を邪魔するモンスターが潜んでいてな。交易商が賞金を賭けているらしいから、退治すればひと儲け。おまけに珍しいアーティファクトが見つかるかもしれない。さらには…俺たちの仕事が安全になって万々歳さ」

ルシアン「はははー最後が1番大事なことだろ。いいぜ、親切にしてくれた礼に片付けてやるよ」
ハゼリー「期待してるぜ。あ、そうそう忘れる所だった。ぎるど?って所から、倉庫が貸与されるから、自由に使っていいそうだ。拠点のすぐ東だから、分かるだろう」 男は手を振って、去っていった。

アドニス「…。コボルトの巣か…それなら」

ルシアン「坊ちゃん。囲まれてモフモフされたいとか思ってないよな」

アドニス「流石にしない。…されたいけど。この前のスライム坑道では、お前に頼ってしまったけど。今度こそは俺1人で挑みたいんだ」

ルシアン「…わかった。だ・け・ど、その前に体調を整えてからな」

アドニス「うん……ううっ」

 

 

~コボルトの巣~

少年は洞窟の入り口に立っていた。夕暮れから数刻が経ち、明るかった空は仄かな光を放つ星々が見える夜の空となっていた。ランタンで照らしても先が見えない暗い洞の穴から、獣の匂いが漂う。アドニスは深く息を吸った。心地よい夜の空気と大好きな犬の匂いに癒されるような感覚がする。

アドニス(死臭もする…。俺たちみたいな駆け出しの冒険者か。開拓地の人々か…。群れを率いているリーダーがいるらしい。倒せば、少しは大人しくなるかもしれない)「貴様らを殺しにきた。来るがいい!」


コボルトの鋭い爪が己に届く前に撃ち倒しながら、奥に進んでいくと、一際強烈な匂いがした。多くの人間の肉を裂き、喰らってきた獣だと。少年はそう思えた。

アドニス(今までいなかった人間によって、土地を荒らされたから襲うのか。それとも、美味しいから食べるのか?…いや、そんなこと考えている場合じゃないな)
HPが低くても、攻撃が当たらなければ無傷だ。通常のコボルトなら、接近される前に倒せるが。あの『コボルト・ウォリアー』は数発射撃しても、耐えるだろう。一撃でも攻撃を許したら…死だ。


なら、一気に削っていけばいい。アドニスは氷の視線の杖をコボルトたちに向けた。鋭く冷たい氷柱が頑丈な毛皮を貫き、赤い血が飛び散った。それを何度か繰り返すと、『コボルト・ウォリアー』の身体は見るも無残に傷付いていった。だが、それでも背を向けず、アドニスに近づいてくる。獲物を狩る、ではない。これはどちらが勝つまでの戦いだということだ。

アドニス「っ!」
眼前に迫る大きな口。今にも呑み込まれるような錯覚がする。テレポートの杖を手に取り、殴りつけるように振るう。すると、『コボルト・ウォリアー』はどこかへ消えた。けれど、少年は緊張を解かない。まだ洞窟のどこかにいる…暗闇の中から再び襲ってくるだろう。耳を澄ますが、コボルトたちの唸り声の反響だけが聞こえ。特定することはできなかった。

アドニス(遠ざけても俺を狙ってくるなら、今の間に他のコボルトをミンチにしよう。奴だけに集中できる)
『コボルト・ウォリアー』がやってくる前に急いでコボルトたちを殲滅し。警戒しながら歩いていくと、見覚えがある場所に辿り着いた。洞窟の入り口だ。予想より狭い内部のようだ。けれど、テレポートの杖で飛ばした『コボルト・ウォリアー』の姿は無かった。不思議に思いながら辺りを見ていると、採掘している時によく聞く音が聞こえてきた。


壁を破壊し。俊敏な動きで少年のすぐ隣に現れた『コボルト・ウォリアー』。だが、アドニスは冷静に再びテレポートの杖を振るう。今度は少し離れた場所に飛んだようだ。

アドニス(ちょうどいい。見える範囲にいるなら、狙える…!) 少年はマジックミサイルの杖を『コボルト・ウォリアー』に向けた。


マジックミサイルの杖(残り6回)を振った。矢は『コボルト・ウォリアー』に命中し 殺した。

アドニス「やった…!」
勝利に少年は満面の笑みを浮かべた。嬉しさに飛び跳ねて、はしゃぎたくなったが…妙な違和感を感じた。

アドニス(…? 洞窟内にいたコボルトたちはすべて倒したはずだが…なんだろう。この物足りない感覚は?)
やけに口の中が渇いているような気がする。体液がドロップしてないか探すが。血液が詰まったパックは見つからなかった。

アドニス(この状態でルシアンの所に戻るのは…。話に聞いた拒絶の森に行ってみるか。大丈夫、今の俺なら1人でも勝てるはずだ)

 


もう少し育ってから…ノースポイントに行こうと思っていたら、今回のコボルトの巣などが楽々クリアできるようになっていたので、アドニス1人で挑むことにした。当たったらワンパンでミンチになるから、とても緊張感があって楽しかった。